「低体温」の歌詞 柴咲コウ

You know 教おしえて どうしたらもっと
ラクになれる? 不明瞭ふめいりょうな未来あすの音色ねいろ
波絶なみたえず 襲おそいくる不安ふあん
I don't know why I don't know why I don't know why 熱ねつをください

uh 毎日まいにちこんな時間じかんまで仕事しごとで
出会であう隙すきもなかなか無ない
たまにする 息抜いきぬき

ah 訊ききたがるのは 心こころの底そこの悩なやみ
言いわせてもらえるんなら
そうね、素直すなおに…

頷うなずき裏うらでは能面のうめんな顔かおで
"それが貴方あなたの人生じんせいの全すべてですか"

You know 今日きょうは殻からを脱ぬぎ捨すてて
叫さけびあおう 励はげましてくれてるけど
叫さけべない理由りゆうのひとつ
あなたの言葉ことばのその裏うら 透すけて見みえてる

uh 身体からだが重おもい
最近さいきんちゃんと寝ねてない
どっかに誰だれか寄よりかかれる
いい人ひといないの?

ah 追おい討うちかける
顔合かおあわせる度たびにでる
必要以上ひつよういじょうに期待きたいされた2文字ふたもじ

積つみかさなる日々ひび 軽過かるすぎ 舞まい散ちる
記憶喪失きおくそうしつみたい 思おもい出だせなくなる

あの頃ころはよかったなんて
云いいたくない不名誉ふめいよな過去かこの言動げんどう
あのときと同おんなじ気持きもち
そんなのいらない 要いらない 重おもさが違ちがう

待まつことは得意とくい
今いまじゃあ不得意ふとくい
それ以外いがいはだいたい
変かわりない
訊きいてくれなくていいから
その温あたたかな 肌はだだけでも…

You know 今日きょうは全部脱ぜんぶぬぎ捨すてて
理解わかりあおう どちらかというと押おしつけ
近寄ちかよれない 理由りゆうは
元々持もともともたずに済すんでいたモノは一層重いっそうおもたい

You know 教おしえて どうしたらもっと
信しんじられる?証あかしのない結むすび付つき
波絶なみたえず 湧わきでる疑念ぎねん
I don't know why I don't know why I don't know why 目覚めざめはじめる

あの頃ころはよかったなんて
もう云いわない
低体温ていたいおん 芯しんは{熱あつ}い