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きみ
うばわれた暗闇くらやみなか
とまどいながら
きみく ひびれた
まぼろしのなか
いらだちながら
いつか孔雀くじゃくのように
かぜつばさひろげて
西にしてから
ひがしてまで
やすみもなく
くるまはしらせてゆく
きみおどじたバラの
つぼみのまえ
背伸せのびしながら
きみおどる くるおしく
ミツバチのれを
すりけながら
いつかつばめのように
かぜつばさひろげて
まちてから
もりてまで
きもせず
くるまはしらせてゆく
いままでのきみ
まちがいじゃない
きみのためなら
七色なないろはしつく
かわわたろう
きみうたう あわただしげな
まちなか
かたむきながら
きみうたげたむね
ありのままに
ためらいながら
にじはしのたもとで
かわながれをつめて
つき岸辺きしべから
える砂漠さばくまで
わりのないよる
くぐりけてゆく

いままでのきみ
まちがいじゃない
きみのためなら
はしけよう
これからのきみ
まちがいじゃない
きみのためなら
かわわたろう
la la la la la
la la la la la …