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まえうまれたとき
とうさんかあさんたちは
どんなに
よろこんだことだろう
わたしたちだけを
たよりにしている
寝顔ねがおのいじらしさ
ひと晩中母ばんじゅうかあさんは
ミルクを
あたためたものさ
昼間ひるまとうさんが
あきもせず あやしてた
まえおおきくなり
自由じゆうがほしいと
私達わたしたちはとまどうばかり
むずかしく
かわってゆくおまえ
はなしいてもくれない
おや心配しんぱい むきもせず
まえてゆく
あのときのおまえ
めることは
だれにも出来できなかった

息子むすこよおまえいま
あくみちはし
すさんだくらしを
してるといた
息子むすこよおまえなに
あったのだろうか
かあさんはただいている
きっと おまえにも
なみだがあふれているだろう
きっと いまではおまえ
後悔こうかいをしてるだろう
きっと おまえにも
なみだがあふれているだろう
きっと おまえにも
なみだがあふれているだろう