峠七坂とうげななさか
気仙坂きせんざか
越こえてあしたは
お嫁入よめいり
せめて今夜こんやは
水入みずいらず
語かたり明あかそう
幼おさない頃ころを
縁えんがありゃこそ
結むすばれる
嫁とつぎゆく娘むすめの
晴はれ姿すがた
山やまよ小川おがわよ
野のの花はなよ
泣ないてくれるな
未練みれんが残のこる
(セリフ)
又またも来くるから
身みを大切たいせつに
(セリフ)
はやり風邪かぜなど
ひかぬように

めでためでたの
盃さかずきに
晴はれてうれしや
夫婦みょうとびな
娘達者むすめたっしゃで
幸しあわせに
祈いのる 心こころで
お立たち酒ざけ