美うまし君きみは つつましく
撫子なでしこかざる 人ひとのよう
夢見ゆめみれば 夢見ゆめみれば
思おもいのたけを
私わたしにすべて よせてくる

いつも君きみは すばらしく
花はなにたわむる 蝶ちょうのよう
甘あまい蜜みつ 甘あまい蜜みつ
唇くちびるよせて
燃もゆる情なさけを かきたてる

話はなしかける あの瞳ひとみ
思おもう心こころは 多おおけれど
もの言いえば もの言いえば
語かたれずに
いつも静しずかに 去さってゆく