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あおんでた
あのころそらをもう一度いちど

まぶたくすぐる日差ひざしのなか
ゆめからめた
なにわらぬすなうえ
きみだけがりない
もういまじゃもどらない
二度にどと…くちびる記憶きおく
はしゃいでつけた足跡あしあと
さみしそうにひとりぼっち
きざんだきみ姿すがた
つめたいなみにさらわれて…
のこったのは 最後さいごいた
言葉ことばだけ サヨナラ
あおんでた
あのころそらをもう一度いちど
あふれるわらごえ
ひかり反射はんしゃしてた
ときつねながれてゆく
おなはやさで
二人ふたりとおざけた
あのほそくものように

今頃君いまごろきみ何処どこにいて
だれのことかんがえてるの?
おれ筋書すじがどおりに
ここにいるよ
ずっと ずっといまも…
色褪いろあせたむぎわら帽子ぼうし
ながめながら
あおんでた
あのころそらをもう一度いちど
ふかふかくどこまでも
つづいているとしんじてた
かぜいろづき ける
なにわずに このおも
さらってきみとどけてほしい
もしも なみだ
せなかったことを
後悔こうかいしてるのなら
いまでもおそくはないよ
だから だから…
もう一度いちど 二人ふたりかえろう
あのそら

あおんでた
あのころそらをもう一度いちど
あふれるわらごえ
ひかり反射はんしゃしてた
ときつねながれてゆく
おなはやさで
二人ふたりとおざけた
あのほそくものように
あおんでた
あのころそらをもう一度いちど