あなたが髪かみに
結むすんでくれた
芽めばえたばかりの
草くさの髪かみかざり
やさしい春はるの
ひざしの中なかで
私わたしはあなたの
胸むねで夢ゆめみてる
ほんの普段着ふだんぎの
ウェディングドレス
ベールのかわりの
若草わかくさの髪かみかざり
（髪かみかざり）
ひばりの歌うたが
のどかにきこえ
ふたりは
（ふたりは）
いつしか
（いつしか）
そっと くちづける

緑みどりがつづく
野原のはらを歩あるく
そよ風かぜみたいに
甘あまくゆれながら
恋こいしたひとと
結むすばれるなら
なにもいらない
これで しあわせよ
ほんの普段着ふだんぎの
ウェディングドレス
ベールのかわりの
若草わかくさの髪かみかざり
（髪かみかざり）
小ちいさな家いえが
谷間たにまに見みえて
ふたりを
（ふたりを）
迎むかえる
（迎える）
鐘かねがなりひびく