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あの あのとき
きみ出逢であっていなければ
こんなにかなしむこと
なかったとおも
でもわなけりゃ
もっと不幸ふしあわせだった…
どんなにとしをとっても
をつないでいる
そんな二人ふたりでいようと
ちかったこと
いまむかし
おも物語ものがたり
このみちも このくるま
この情景けしきだって
あのよるおなじままさ
ただおれよこ
ねむってたはずの
きみだけがいない…
なんでもないようなこと
しあわせだったとおも
なんでもないよること
二度にどとはもどれないよる
しあわせになる…。」
って
実家いえるはずのあさ
きみはこなか
ひとりぼっちで
はなにかこまれ
まるでフランス人形にんぎょう
仮縫かりぬいのままの
しろいドレス似合にあってた
おれしろのタキシード
約束やくそくしてたそろいのリング
つめたいゆびかざった…
なんでもないようなこと
しあわせだったとおも
なんでもないよること
二度にどとはもどれないよる

二人ふたりっておいた
子供こども洋服ようふく
そでとおさないままに
おなかのうえ
そっとかさねた
まれかわってしいと…
季節きせつはずれのゆき
もれたバージンロード
どこまでもつづ
ながひとれつ
きみ最後さいご
わかれにていたね…
あの あのとき
きみうしなってなければ
こんなにかなしむこと
なかったとおも
でもわなけりゃ
もっと不幸ふしあわせせだった…
なんでもないようなこと
しあわせだったとおも
なんでもないよること
二度にどとはもどれないよる
なんでもないようなこと
しあわせだったとおも
なんでもないよること
二度にどとはもどれないよる