たった一度いちど 抱だきしめてくれるなら 風かぜが涙なみださらう前まえに
"さよなら"さえ 言いいだせない私わたしが ありったけの勇気ゆうきで
あなたにもらった 最初さいしょで最後さいごのKissキス
しめつけられる胸むねが 痛いたくて動うごけない

こんなに悲かなしいなんて 思おもってなかった
一度いちど 抱だきしめてもらえたなら
あきらめつくはずだったのに
こんなに悲かなしいKissキスなら 二度にどといらない

誰だれも見みないで 足あしを止とめないで
こんな私わたしを 見みないで…

あなたが言いう ちょっとしたことにさえ くじけそうな恋こいだった
ひそやかさと 臆病おくびょうになることを まちがえてたこと知しった

あなたが去ゆく日ひに 背中せなかを押おされながら
想おもいを断たつための 決心けっしんだったのに

こんなに悲かなしいなんて 思おもってなかった
これで"終おわった"と 笑わらいながら
報告ほうこくするはずだったのに
こんなに悲かなしいKissキスなら 二度にどといらない

声こえをかけないで かまわずに行いって
悔くやんでばかりの私わたし

誰だれも見みないで 足あしを止とめないで
声こえをかけないで かまわずに行いって…