ワークブーツにはきかえ
赤あかいジャンバーひっかけ
夜明よあけ前まえの湾岸道路わんがんどうろを
俺おれは西にしへと走はしらせ
背中せなかに東京まちが遠とおざかり
背中せなかに人間ひとが遠とおざかり
俺おれの前まえにはただ
風かぜが吹ふいている
フロントガラスの
向むこうから
やっと太陽たいようが昇のぼった
俺おれはできたばかりの唄うたを
カーステレオから流ながした
深ふかく息いきをすいこみ
そいつを吐はき出だしたら
昨日きのうまでの
ざわめきが笑わらい始はじめた
Oh my JEEP 悲かなしくて
やりきれなかった
Oh my JEEP 愛あいされて
いなかったのかも
Oh my JEEP
不安ふあんばかりの夜よるだった
Oh my JEEP 俺おれは今海いまうみを
見みに行いくところだ
Driving with my JEEP
Driving with my JEEP
Driving with my JEEP
with my JEEP

海うみはやっぱり光ひかってた
砂浜すなはまを野良犬のらいぬが走はしってた
ずっと遠とおくで船ふねが
ゆっくりと動うごいてた
ウェットスーツの若者わかものが
くちはてた
流木りゅうぼくとたわむれ
俺おれはむしょうに
コーヒーが
飲のみたくなった
俺おれは JEEPをとめた
シーズン OFFの
ドライブイン
コーヒーを飲のみながら
やめてた
タバコに火ひをつけた
窓まどガラス越ごしに
打うち寄よせる波なみをみてると
もう一度自分いちどじぶんを信しんじて
みたくなった
Oh my JEEP
全すべてを許ゆるしてみよう
Oh my JEEP
あいつを愛あいしてやろう
Oh my JEEP
陽ひは高たかく昇のぼった
Oh my JEEP 幌ほろをはずした
JEEPを走はしらせた
Driving with my JEEP
Driving with my JEEP
Driving with my JEEP
with my JEEP