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生うまれた時ときから 神かみの子こと
運命背負さだめせおった 人ひとの世よは
親子おやこの愛あいも 知しらないで
祈いのり捧ささげた 十五年じゅうごねん
天草四郎時貞あまくさしろうときさだの
魂こころが眠ねむる 有明ありあけの里さとよ
《おどみゃ島原しまばらの
おどみゃ島原しまばらの
キリシタン育そだちよ》
厳きびしい世よの中なか 直なおさんと
銀ぎんの十字架じゅうじか 胸むねに抱だく
幾多いくたの農民たみの 盾たてになり
教おしえ諭さとした 人ひとの道みち
天草四郎時貞あまくさしろうときさだの
勇姿ゆうしが映はえる 有明ありあけの里さとよ
(セリフ)
おなかをすかせて
泣なく我わが子こに
(セリフ)
たった一粒ひとつぶのお米こめも
食たべさせてやれない
親おやの悲かなしさ
(セリフ)
いくら働はたらいても
年貢ねんぐを納おさめる事ことも
できない人々ひとびと
(セリフ)
貧まずしい者同志ものどうし
こころを寄よせ合あいながら
神かみにすがって祈いのる事ことが
(セリフ)
なんで、なんで
一揆いっきなのですか
一度いちども母ははとは 呼よべぬまま
神かみを信しんじて 明日あすを待まつ
最後さいごの軍いくさ 破やぶれても
守まもり通とおした 神かみの道みち
天草四郎時貞あまくさしろうときさだの
魂こころが写うつる 有明ありあけの海うみよ
運命背負さだめせおった 人ひとの世よは
親子おやこの愛あいも 知しらないで
祈いのり捧ささげた 十五年じゅうごねん
天草四郎時貞あまくさしろうときさだの
魂こころが眠ねむる 有明ありあけの里さとよ
《おどみゃ島原しまばらの
おどみゃ島原しまばらの
キリシタン育そだちよ》
厳きびしい世よの中なか 直なおさんと
銀ぎんの十字架じゅうじか 胸むねに抱だく
幾多いくたの農民たみの 盾たてになり
教おしえ諭さとした 人ひとの道みち
天草四郎時貞あまくさしろうときさだの
勇姿ゆうしが映はえる 有明ありあけの里さとよ
(セリフ)
おなかをすかせて
泣なく我わが子こに
(セリフ)
たった一粒ひとつぶのお米こめも
食たべさせてやれない
親おやの悲かなしさ
(セリフ)
いくら働はたらいても
年貢ねんぐを納おさめる事ことも
できない人々ひとびと
(セリフ)
貧まずしい者同志ものどうし
こころを寄よせ合あいながら
神かみにすがって祈いのる事ことが
(セリフ)
なんで、なんで
一揆いっきなのですか
一度いちども母ははとは 呼よべぬまま
神かみを信しんじて 明日あすを待まつ
最後さいごの軍いくさ 破やぶれても
守まもり通とおした 神かみの道みち
天草四郎時貞あまくさしろうときさだの
魂こころが写うつる 有明ありあけの海うみよ