燃もえて散ちるのも 花はなならば
冬ふゆを耐たえてる 花はなもある
雪ゆきの重おもさをはねのける
力ちからを貯ためろ命いのちを磨みがけ
じっと待まて きっと来くる
男おとこなら
明日あしたを 彩いろどる
華はなになれ

誰だれも一度いちどは 出逢であえるさ
運うんは天下てんかの まわりもの
人ひとが出来できなきゃ
買かって出でろ
苦労くろうの種たねは かならず開ひらく
針はりをさす 向むい風かぜ
どんと来こい
男おとこは 根太ねぶとい
華はなになれ
(セリフ)
雨あめにはあじさい
風かぜにはさくらいいもんじゃ
ありませんか
愚痴ぐちもこぼさず
理屈りくつも言いわず
ただひたすらに
咲さいている
そんな花はなの姿すがたに 私わたしは
自分じぶんのいのちを
重かさねてみるので
ございます
意地いじと情なさけの 歯車はぐるまを
廻まわす涙なみだの 走はしり水みず
どうせ咲さくならでかく咲さけ
小ちいさなことに
くよくよするな
ひと息いきに ぐっと乾ほせ
夢ゆめに酔よえ
見上みあげる 樹きになれ
華はなになれ