赤あかい実みにくちびる染そめて
空そらを見上みあげる
これ以上いじょうつらい日ひが
来きませんようにと
飛とび石踏いしふんだ
からたち野道のみち 花はなふく小道こみち
泣ないたらだめよと
虫むしの音小唄ねこうた
からたち野道のみちはるかな小道こみち
あのひとのもとへと
続つづく道みち
紅あかい血ちにくちびる噛かんで
空そらを見上みあげる
もう二度にどとつらい日ひが
来きませんようにと
まぶたを閉とじた
からたち野道のみち 垣根かきねの小道こみち
泣ないたらだめよと
沢さわの音小唄ねこうた
からたち野道のみちはるかな小道こみち
あのひとの歌うたが
きこえた道みち
赤あかい実みにくちびる染そめて
空そらを見上みあげる
これ以上いじょうつらい日ひが
来きませんようにと
飛とび石踏いしふんだ
からたち野道のみち 草笛小道くさぶえこみち
泣ないたらだめよと
なずなの小唄こうた
からたち野道のみちはるかな小道こみち
あなたのもとへ
駆かけてゆきたい

ひとりぼっちの
陽ひだまり小道こみち
いつも二人ふたりで
歩あるいてた道みち
こずえの花はなを
摘つみとりながら
泣なきべそかいては
困こまらせた春はる
からたち野道のみち 花はなふく小道こみち
泣ないたらだめよと
虫むしの音小唄ねこうた
からたち野道のみち
あの日ひのままの
あなたのもとへ
駆かけてゆきたい