喜よろこびも哀かなしみも
幸福しあわせも嘘うそも
すべては儚はかない
夢ゆめの中なかの夢ゆめ
永久とわに続つづく虹にじなど
誰だれも見向みむきもしないだろう
命いのちは
燃もやしつくすためのもの

黄昏たそがれに咲さく花はなは
無言むごんの情熱じょうねつ
花はなびらせつなく
夜よるの風かぜに散ちる
冷つめたい月つき 今宵こよいも
夜空よぞらにまた独ひとりぼっち
孤独こどくな光ひかりが
なぜか愛いとしい

天国てんごくは幻まぼろしさ
何処どこにもありゃしない
気きまぐれな神様かみさまの
笑わらえないジョーク
この命いのちは生うまれて生いきて
ただ死しんでゆくだけ
奇跡きせきを
待まち続つづける暇ひまなどない
暗闇恐くらやみおそれず
大おおきく羽はばたけ
命いのちは
燃もやしつくすためのもの