何なにも見みえないまま
心閉こころとざされてく
雨あめに濡ぬれながら 一人ひとり
空そらをただよう…

あなたの影かげ 追おいかけ
裸足はだしで飛とび出だした街まち
過すぎ行ゆく人波ひとなみにのまれて
動うごけないの
帰かえり道みち 二人ふたりで
何度なんども遠回とおまわりした
あの日ひの微笑ほほえみ
ふとゆらめき 風かぜに消きえた
何なにも見みえないまま
心閉こころとざされてく
雨あめに濡ぬれながら 一人ひとり
空そらをただよう…

あなたの描えがく夢ゆめを
同おなじように感かんじてた
今いまでは もう触ふれる事ことさえ
出来できないのね
二人作ふたりつくり上あげた
たくさんの想おもい出達でたち
今いま ここで
壊こわしてしまうのは
心こころが切せつなすぎて
何なにも聞きこえないの
早はやく抱だきしめてよ
雨あめに包つつまれて叫さけぶ
あなたがほしい…
何なにも見みえないまま
心閉こころとざされてく
雨あめに濡ぬれながら 一人ひとり
空そらをただよう
雨あめに抱だかれて…
何なにも見みえない…
声こえを
聴きかせて…