愛あいの地獄じごくで
咲さいた花はな
赤あかく赤あかく
咲さいた花はな
酒さけと涙なみだと
荒あれ果はててゆく
心こころのすみで
燃もえている
ああ ああ
誰だれが知しる

何度なんどこの街まち
抜ぬけ出だして
誰だれも知しらない
遠とおい街まち
作つくり話ばなしも
うなづく人ひとに
忘わすれていた
愛いとしさが
ああ ああ
よみ返がえる

愛あいの地獄じごくで
咲さいた花はな
よくもよくも
咲さいた花はな
どこで生いきよと
どこで死しのうと
どうせ明日あしたは
ないものと
ああ ああ
いだきあう
ああ ああ
いだきあう