ヒュルル ヒュールル
ヒュルル ヒュールル
ヒューヒュルルルルルル
ヒュルル ヒュールル
ヒュルル ヒュールル
ヒューヒュルルルルルル
つなぎ止とめたい
お方かたが居いても
私わたしの足あしにも重おもたい鎖くさり
動うごく事ことすらままならない
風かぜに想おもいを託たくすだけ
ヒュルル ヒュールル
ヒュルル ヒュールル
ヒューヒュルルルルルル
飛とんで行いきたい
故郷ふるさとあれど
私わたしの翼つばさは悲かなしみのため
力ちからも尽つきて ただ悪戯いたずらに
空そらを掠かすめて 落おちるだけ
ヒュルル ヒュールル
ヒュルル ヒュールル
ヒューヒュルルルルルル

も一度会いちどあいたい
お方かたのために
私わたしが見みつけた路傍ろぼうの花はなは
その色故いろゆえに心こころに染しみる
この世よに咲さいた赤あかい花はな
真紅くれないの恋こいの華はな
ヒューヒュルルルルルル
風かぜの中なかでゆれる華はな
ヒューヒュルルルルルル
ヒュルル ヒュールル
ヒュルル ヒュールル
ヒューヒュルルルルルル
ヒュルル ヒュールル
ヒュルル ヒュールル
ヒューヒュルルルルルル