みんな笑わらってると
知しっているけど
焦こがれても燃もえても
遠とおい人ひとやと
そうよ あなたには
待まつひとがいる
ゆれる灯あかりが静しずかに
ともるあの家いえがある
スミレやもん
道みちの端はしに咲さく
あたしは取とり柄えもないし
百合ゆりの花はなや 赤あかいバラと
いっしょに
暮くらせやしないわ
手ての平ひらで口くちを押おさえて
好すきや 好すきや
何度なんども告つげる
もしも夢ゆめが叶かなうならば
たとえ何なにを捨すててもええ
お願ねがい…

言ゆうてかまへんか
抱だかれたあとは
部屋へやの片かたすみ
時計とけいの針はりを
見みるのがこわい
酔よって酔よって
無理むりを言いえば また
あなたを困こまらせながら
胸むねの奥おくで止とめているの
ひ弱よわな涙なみだよ 流ながれるな
強つよくなろ どうか私わたしよ
辛つらい恋こいに負まけないような
どんなに長ながい夜よるも
いつしか 明あけて朝あさが
きっと来くるわ 必かならず…

強つよくなろ どうか私わたしよ
辛つらい恋こいに負まけないような
どんなに長ながい夜よるも
いつしか 明あけて朝あさが
きっと来くるわ 必かならず…
命いのちに代かえても
ええよ…