君きみと僕ぼくの匂においが
近ちかづいてゆく夜更よふけ
浅あさい夢ゆめから醒さめた
君きみが泣なきじゃくる
悲かなしい歌うた
聞きかないで
街角まちかどの花屋はなやで見みつけた
あじさいのように
僕ぼくたちは愛あいを
育そだて出だした
メトロノームの夜よるに
浮うかんで沈しずむ小舟こぶね
この街まちで君きみが
たどりついた
生活せいかつは今日きょうも
緩ゆるやかに僕ぼくを
包つつみ込こむよ

街角まちかどの花屋はなやで見みつけた
あじさいのように
僕ぼくたちは愛あいを
育そだて出だした
この街まちで君きみが
たどりついた
生活せいかつは今日きょうも
切せつなく奏かなでるけど
この場所ばしょで君きみが
生いきている
胸むねに耳みみをあて
確たしかめるよ
遠とおく…
近ちかく…
遠とおく…
近ちかく…
遠とおく…
近ちかく…