この石段いしだんから
見下みおろせばあなた
広場ひろばの片隅かたすみで
僕ぼくを待まってた
さあ 踊おどろうよ
人波ひとなみに紛まぎれ
二人ふたりを誘さそう
ワルツの調しらべ
祭まつりは７月しちがつ
あなたは二十才はたち
僕ぼくを惑まどわせる
恋こいの眩まぶしさ
仲間なかまを見みつけて
馴染なじみの酒場さかば
語かたり明あかせば
尽つきない希望のぞみ
明日あすを夢見ゆめみる
男おとこたちがいた
愛あいを憧あこがれる
女おんなたちがいた
祭まつりは７月しちがつ
生命いのちを燃もやして
僕ぼくたちは歌うたい
そして愛あいした

ああ 遠とおざかる
美うつくしい時代じだい
誰だれもいない広場ひろば
靴音響くつおとひびく
祭まつりは７月しちがつ
人々ひとびとは出逢であい
そして別わかれてゆく
巡めぐる季節きせつに
ラララ ラララ……
ラララ ラララ……
ラララ ラララ……
ラララ ラララ……