あなたの瞳ひとみは なんの色いろ
月つきの裏側うらがわの 海うみの色いろ
夜よごとに抱だかれて
のぞいても
見知みしらぬ砂漠さばくを映うつすだけ
あなたは気きまぐれ
家いえなき子こ
私わたしの乳房ちぶさをにぎりしめ
誰だれかを慕したって夢ゆめの中なか
私わたしもトロトロ
添そい寝ねして
灼熱地獄しゃくねつじごくの夢ゆめを見みる
ねんねんころり
ねんころり
月つきの砂漠さばくに降ふる雪ゆきは
真まっ赤かな真まっ赤かな乱みだれ雪ゆき
真まっ赤かな真まっ赤かな乱みだれ雪ゆき

あんまり誰だれかを 愛あいすると
ほんとの答こたえが身みを隠かくす
嫉妬しっとで もつれた長ながい髪かみ
ブラシで梳とかせば
泣なけてくる
男おとこは女おんなを知しり尽つくし
身体からだを脱ぬけ出でて旅たびに出でる
私わたしは今頃いまごろトボトボと
あなたの心こころにたどり着つき
くすぶる自分じぶんの
影かげを見みる
ねんねんころり
ねんころり
恋こいの地獄じごくに積つむ雪ゆきは
真まっ赤かな真まっ赤かな恨うらみ雪ゆき
真まっ赤かな真まっ赤かな恨うらみ雪ゆき
ねんねんころり
ねんころり
月つきの砂漠さばくに降ふる雪ゆきは
真まっ赤かな真まっ赤かな凍しばれ雪ゆき
真まっ赤かな真まっ赤かな凍しばれ雪ゆき