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ママゆずりの赤毛あかげ
ふたつにたばねて
みつあみ れてた
なぜだったのだろうと
いまおもうけれど
まだわからないよ
しずかにせきって
ハサミをにぎりしめて
おさげをとした
それは とてもれた
未来みらいなんて
いらないとおもってた
わたし無力むりょく
言葉ことばえらべずに
かえみちのにおいだけ
やさしかった きていける
そんながしていた
教室きょうしつだれかがわらってた
それは とてもれた

かみがなくて今度こんど
うでってみた
れるだけった
あたたかさをかんじた
にまみれたうで
おどっていたんだ
あなたが もういなくて
そこにはなにもなくて
太陽たいよう まぶしかった
それは とてもれた
くことさえできなくて、
あまりにも、
大地だいちてしなく
すべてはうつくしく
しろふくとおくから
行列ぎょうれつならべずに
すこうたってた
今日きょうみたく
あめならきっとけてた
それは とてもれた
未来みらいなんて
いらないとおもってた
わたし無力むりょく
言葉ことばえらべずに
かえみちのにおいだけ
やさしかった きていける
そんながしていた
教室きょうしつだれかがわらってた
それは とてもれた