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よみがな
だまりの 築地塀ついじべい
爪先立つまさきだちの 下駄げたおと
ひとめした
のこ
たもといて
めた
嗚呼あー・・心震こころふるえて・・・
かぜ
けば はなあらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおく

花冷はなびえの 築地塀ついじべい
あか鼻緒はなおれて
てられたのは
ゆきよる
ゆき化粧けしょうべに
嗚呼あー・・心亡こころなくして・・・
かぜ
けば はなあらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおく

だまりの 築地塀ついじべい
みにじられた
名無ななぐさ
何時いつたずみ
おも
ひとりよがりの
青春はる日々ひび
嗚呼あー・・陽炎かげろうのように・・・
かぜ
けば はなあらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおく