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陽ひだまりの 築地塀ついじべい
爪先立つまさきだちの 下駄げたの音おと
独ひとり占じめした
残のこり香がを
袂たもとに抱だいて
閉とじ込こめた
嗚呼あー・・心震こころふるえて・・・
風かぜが鳴なる
振ふり向むけば 花はなの嵐あらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおくり
花冷はなびえの 築地塀ついじべい
紅あかい鼻緒はなおの 緒おが切きれて
捨すてられたのは
雪ゆきの夜よる
雪ゆきの化粧けしょうに 紅べにを差さす
嗚呼あー・・心亡こころなくして・・・
風かぜが鳴なる
振ふり向むけば 花はなの嵐あらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおくり
陽ひだまりの 築地塀ついじべい
踏ふみにじられた
名無ななし草ぐさ
何時いつか立たたずみ
想おもい出だす
独ひとりよがりの
青春はるの日々ひび
嗚呼あー・・陽炎かげろうのように・・・
風かぜが鳴なる
振ふり向むけば 花はなの嵐あらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおくり
爪先立つまさきだちの 下駄げたの音おと
独ひとり占じめした
残のこり香がを
袂たもとに抱だいて
閉とじ込こめた
嗚呼あー・・心震こころふるえて・・・
風かぜが鳴なる
振ふり向むけば 花はなの嵐あらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおくり
花冷はなびえの 築地塀ついじべい
紅あかい鼻緒はなおの 緒おが切きれて
捨すてられたのは
雪ゆきの夜よる
雪ゆきの化粧けしょうに 紅べにを差さす
嗚呼あー・・心亡こころなくして・・・
風かぜが鳴なる
振ふり向むけば 花はなの嵐あらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおくり
陽ひだまりの 築地塀ついじべい
踏ふみにじられた
名無ななし草ぐさ
何時いつか立たたずみ
想おもい出だす
独ひとりよがりの
青春はるの日々ひび
嗚呼あー・・陽炎かげろうのように・・・
風かぜが鳴なる
振ふり向むけば 花はなの嵐あらし
雪送ゆきおくり、花迎はなむかえ、
そして・・・花送はなおくり