ガラスの迷路めいろの中なかで
あなたを包つつみ込こんでる
虚うつろな瞳ひとみで
霧きりと共ともに

霧きりのレクイエムに揺ゆれる
最後さいごのミサさえ
過去かこに置おき忘わすれて
錆さびれた礼拝堂れいはいどうには
外はずれかけのドア
外そとは静しずかな雨あめが
ガラスの迷路めいろの中なかで
あなたを包つつみ込こんでる
虚うつろな瞳ひとみで
霧きりと共ともに
ずぶ濡ぬれに 濡ぬれていた
白しろい素肌すはだも
そして 長ながい髪かみも
Ah レンガに映うつる
二人ふたりの影かげだけが
一ひとつに重かさなりあう
絡からみ合あい

Ah レンガに映うつる
二人ふたりの影かげだけ
一ひとつに重かさなりあう
絡からみ合あい
ガラスの迷路めいろの中なかで
あなたを包つつみ込こんでる
虚うつろな瞳ひとみで
霧きりと共ともに
ガラスの迷路めいろの中なかで
あなたを包つつみ込こんでる
虚うつろな瞳ひとみで
霧きりと共ともに
ガラスの迷路めいろの中なかで
破やぶれた聖書せいしょを燃もやして
震ふるえる その肩かた
抱だき寄よせてた