失うしなったものばかり
押おしあう人ひとの波なみ
憧あこがれが優やさしさが
心こころを蝕むしばむ
捨すててしまえ すべてを
やめてしまえばいい
まぶしい太陽たいようは
傷跡きずあとを照てらしている
哀かなしい記憶きおくだけが
増ふえてゆく
可能性かのうせいを欠かくたび
絶望ぜつぼうして
涙なみだを堪こらえよう
夢ゆめなんてもう
見みちゃいけないの
あなたをただ愛あいして
ただそれだけで
生いきてゆける
あなただけに
必要ひつようとされたら本当ほんとうは
それでかまわなかった
隣となりにいる誰だれもかも
偉えらくみえてしょうがない
救すくわれない魂たましいは
他人ひとの不幸ふこうを願ねがう
裏切うらぎられた昨日きのうも
話はなしてしまえば
笑わらいごとになる
思おもうようにならない
未来みらいもこの世よも何なにもかも
あなたをただ愛あいして
ただそれだけで
生いきてゆける
海うみの底そこに
ひとりいるみたい
この声こえはもう届とどかない
忘わすれられるものならば
最初さいしょから好すきに
なったりしない
私わたしだけが忘わすれられてゆく
世界せかいから
取とり残のこされてゆく

あなたをただ愛あいして
ただそれだけで
生いきてゆける
真逆様まっさかさまに堕おちてゆく
気持きもちをこれ以上いじょう
支ささえきれない
最後さいごの笑顔えがおを
胸むねに噛かみしめた
もう一度いちどふり向むいて
抱だきしめて
真逆様まっさかさまに堕おちてゆく
気持きもちをこれ以上いじょう
支ささえきれない