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よみがな
けむたげな みせ
これからふたり
どこへけばいい
ねむりさえ
さがになるまち
ガードのした
びたにおいと
よごれたかべいやされながら
あえぎながら
たがいを
昨日きのうまでを かばうように
きしめてみた
きみ肩越かたごしに
あたらしいなにかが えて
わずかなよる
すべちてえる
くちづけよ
孤独こどくはなになれ
まよいのなか
いそおもいが
たよりなくも はかなくも
かぜふるえる

影絵かげえよう
らめく日々ひび
ひとつひとつと
たねいてく
わりのない
たびつづけよう
あるいたのは途切とぎれのない
よろこびの場所ばしょ
せかけの宝石いし
かがやきばかりが いまも・・・
こえせずに
きみねつってる
くちびる孤独こどく
はなになれ
あらしなかなみ
れるように
きみれて
見知みしらぬおきながされる

わずかなよる
すべちてえる
くちづけよ
孤独こどくはなになれ
砂漠さばくなか
時間いまいておくれ
きるほどに
けずれるこころなら
こえせずに
きみねつにむせて
かえゆめなら
めないで
うしなうだけの
やみにもつれながら
たよりなくも
はかないものをそだてる