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ちぎれたそら波間なみまから
こぼれさすひかりみちしるべ
ちかづいていく静寂せいじゃく
やわらいだ
ふちどりがえてる
昔見むかしみ聖書せいしょのページを
おもすとあなたがわらった
このさえ ひかり
らなければ なくて
いいものが あったよ
からだが あなたを
らなければ
きずるおももなかった
六弦ろくげんかなでるゆび
わたしだけ
まもるだけにはおさなく
くちづけははなびらにもれ
すなむようにベルが
おどかなしみをまと
つぶれた足舐あしなめてはうたった
このさえ ひかり
らなければ なくて
いいものがあったよ
からだが あなたを
らなければ
きずるおももなかった

ひかりとどかないうみ
あふれる
あなたがえるよ
小鳥ことりこえころしていれば
あの時翼ときつばされてたら
あなたが わたしを
いていたら
いまでも けあって
いられた?
このさえ ひかり
らなければ なくて
いいものがあったよ
からだが あなたを
らなければ
きずるおももなかった