ため息いきだけが
静寂しじまに消きえていった
帰かえり道みち
遠とおい空そら
ゆれている 街並まちなみ
すべてに君きみの
やさしい微笑ほほえみが
離はなれない
手てをのばしても
届とどかない場所ばしょにいる
もっと君きみのこと知しりたいよ
悲かなしみも ささやきも
全部見ぜんぶみてみたい
苦くるしいよ
今度こんどはいつ逢あえる
遅おそすぎた出会であい
胸むねにかみしめている
痛いたいほど
気付きづいたら
夜よるは終おわりはじめてる
うまく君きみの名なを呼よべないよ
せつなくて むなしくて
つぶされそうさ
わかるかい
僕ぼくはここにいる
むくわれない
束つかの間まの夢ゆめならば
せめて 偶然ぐうぜんの時ときだけでも
はかない
うたかたの恋こいならば
せめて今いま 君きみの声こえだけでも

救すくわれない 痛いたみだけの
気持きもちでいい
傷きずついても それで
かまわない
できるなら 今いますぐ
抱だきしめたい
二人ふたりだけの 約束やくそくを
交かわしたい
むくわれない
束つかの間まの夢ゆめならば
せめて 偶然ぐうぜんの時ときだけでも
はかない
うたかたの恋こいならば
せめて今いま 君きみの声こえだけでも