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よみがな
かぜつよくね
おおきくれるえだ
みどりがきらきら
波立なみだ季節きせつ
ベランダの岸辺きしべでは
一緒いっしょにいるだけで
どこへでもべそうね
かぜのせいにして
なにかない
ほら もう日暮ひくれるよ
すみれいろまるそら
木々きぎくろくうねりつづけ
ともしびがひとつ ほしがひとつ
そしてキスを
ひとつよりも
コバルトの世界せかい
岸辺きしべをつつみこむ
足元あしもとれていたよ
あの わすれなぐさ

あなたといる
ほかのために退屈たいくつがあり
なんてころんで
いるうちに
なつふかまってゆく
あせひとつかかずに
おもいドアをひらくと
破裂はれつするような
まぶしさだけが
すべてをねっしていた
あなたへのときめきには
ウソつかず
そのままにした
まるで永遠えいえん
つづくような
このなつあつさのように
コバルトの世界せかい
岸辺きしべをつつむころ
足元あしもとれていたよ
あの わすれなぐさ
すみれいろまるそら
木々きぎくろくうねりつづけ
ともしびがひとつ ほしがひとつ
そしてキスを
ひとつよりも
そしてゆめなか
岸辺きしべうつしこむ
足元あしもとれているよ
あのの わすれなぐさ
足元あしもとれていたよ
あの わすれなぐさ
(Mm mm mm…)