文字サイズ
よみがな
なみめてく 夕陽ゆうひ
いとしげにきみつつんでいる
なつかしい うみにお
そしてきみ横顔よこがお
あか日焼ひやけしたはな
ゆびさしてわらってた
あのころおな浜辺はまべ
二人ふたりうつしてる
突然とつぜん いたいなんて
「どうしたのよ」と
きみくけど
むねにつのるおもいが
あまりにおおきすぎて
はなはじめる
きっかけくして
おれ戸惑とまどっている

あの 背中向せなかむけたのは
そうだよね おれほうから
身勝手みがってはわかってる
だけどわせてくれ
やっとしたおれ
「どうしたの
ねつでもあるの?」と
チャカすきみは あのころ
すこしもかわっていない
一晩ひとばん さがしたセリフ
わらわずに
いてほしいのに
あれから 月日重つきひかさねて
やっと気付きづいたんだ
幾千人いくせんにん
たたえられるよりも
きみあいされてたい

きみしあわせにする
魔法まほう使つかえないけど
精一杯せいいっぱい あいつづけるから
おれのそばにいてくれ
ずっとそばにいてくれ