今日きょうのうれしかった顔かお 今日きょうの悲かなしかった顔かお
きのう弱よわかった自分じぶんと 明日あしたきっと強つよい自分じぶんと
あなたなら誰だれに見みせてる 私わたしなら誰だれに見みせればいい

時間じかんなんてものはとても 時ときとして残酷ざんこくで
でもその残酷ざんこくさゆえに 今いまが創つくられて

人ひとを求もとめやまないのは 一瞬いっしゅんの解放かいほうが
やがて訪おとずれる恐怖きょうふに勝まさっているから

足下あしもとで揺ゆれている花はなにさえ 気付きづかないままで
通とおり過すぎてきた私わたしは鏡かがみに 向むかえなくなっている

今日きょうのうれしかった顔かお 今日きょうの悲かなしかった顔かお
きのう癒いやされた傷きずと今日深きょうふかく開ひらいた傷きずを
あなたなら誰だれに見みせてる 私わたしなら誰だれに見みせればいい

与あたえられた自分じぶんだけの 正気しょうきと狂気きょうきがあって
そのどちらも否定ひていせずに 存在そんざいするなら

ムダなもの溢あふれてしまったもの役立やくだたないものも
迷まよわずに選えらぶよ そう 私わたしが私わたしであるためにね

幸しあわせの基準きじゅんはいつも 自分じぶんのものさしで 決きめてきたから

今日きょうのうれしかった顔かお 今日きょうの悲かなしかった顔かお
きのう癒いやされた傷きずが今日開きょうひらきだしたとしても
あなたなら誰だれに見みせてる 私わたしならあの人ひとに見みせたい