重かさね合あう 声こえも指ゆびも
満みち溢あふれる夢ゆめも
今いまはただ この瞬間しゅんかん
見みつめさせて

すれ違ちがう度たびに空そらを
眺ながめて舞まい落おちる
昨日きのうの雪ゆきなら今頃いまごろ
想おもいへと積つもる
かき集あつめた記憶きおくには
何なにも映うつらない
抱だきしめてる言葉ことばだけを
この風かぜに乗のせて
何処どこまでも響ひびき
消きえないなら
せめて今日きょうは 切せつないまま
ああ これ以上いじょう
傷きずつく勇気ゆうきもない
唇くちびるが 伝つたえたくて
光ひかりよりも早はやく
きらめいた 言葉ことばが今いま
羽はね ひろげる

追おい掛かけて強つよがっても
何なにも生うまれない
暖あたためてる想おもいだけが
この冬ふゆを溶とかす
いつまでも揺ゆれて
やまないなら
せめて今日きょうは 切せつないまま
ああ これ以上いじょう
傷きずつく勇気ゆうきもない
重かさね合あう 声こえも指ゆびも
満みち溢あふれる夢ゆめも
今いまはただ この瞬間しゅんかん
見みつめさせて

凍こごえる世界せかいだって
まぶしいくらいの
キラメキが
今いまの二人ふたりをきっと
照てらしてくれるはずよ
透すき通とおった 心こころが今いま
私わたしを 包つつむから
鮮あざやかに 色いろづいてく
生うまれ変かわる