ハンカチ１ひとつ渇かわかないそんな心こころの中なかじゃ
見みつかる物ものも見みつかんないわ 少すこし暖あたためて下ください
あなたののどを流ながれる息いきにあたしの前髪まえがみが揺ゆれる
季節変きせつかわっても時ときが経たってもあなたのそばにいたい

あなたにはあたししかいないなんて
そんな事ことは到底言とうていいえないけれど
今いまのあたしにはあなたしかいらない
見みえない気持きもちを信しんじて言いえる
あったかい夏なつの始はじまりそうなこの木きの下したで結むすぼう

愛あいする事ことも抱だきしめる事ことも本当不器用ほんとうぶきようで
ずっと傷きずついて 失うしなって ここまでやってきたのね
両手りょうてにあまる程ほどたくさんの恋こいをしたってそれは
決けっして誇ほこれる事ことじゃなくて悲かなしんでゆく事ことなのね

あなたにはあたししかいないなんて
そんな事ことは到底言とうていいえないけれど
今いまのあたしにはあなたしかいらない
見みえない気持きもちを信しんじて言いえる
雨あめが降ふったらはぐれないように指ゆびの間握あいだにぎろう

たとえ夜明よあけがない雲くもも切きれない
そんな空そらの下したでも
手てを引ひくあたしに笑わらってついてきてくれるそれが2人ふたりの形かたち

あなたにはあたししかいないなんて
そんな事ことは到底言とうていいえないけれど
今いまのあたしにはあなたしかいらない
見みえない気持きもちを信しんじて言いえる
あったかい夏なつの始はじまりそうなこの木きの下したで結むすぼう
手てを引ひくあたしに笑わらってついてきてくれるそれが2人ふたりの形かたち