ここにあるのは風かぜ
そして君きみと
町まちの音おと それだけで
良よかったのに
しなやかな秋あきの声こえが
悲鳴ひめいに変かわる
本当ほんとうはもう少すこし
君きみと居いたかったんだ
飛とび方かたを忘わすれた
鳥達とりたちの歌声うたごえを
聞きいておくれ
きっと見上みあげた
空そらは青あおく
ほらごらんよ 僕ぼくらなんて
ちっぽけなもんさ
君きみから
もらった
優やさしさの言葉ことばを持もって
また歩あるき出だす
近ちかごろじゃ創つくられた世界せかい
憂鬱ゆううつの答こたえ
なんとなく透すけて見みえて
嫌いやになるけど
君きみと歩あるきそして
笑わらうために
全すべてを知しってゆく事こと
恐こわくなんてないさ
食くい違ちがいの向むこうから
確たしかな足音あしおと
探さがしながら行いこう
朝日昇あさひのぼる
線路せんろの向むこう
鮮あざやかに染そまる
オレンジ色いろを見みていた
確たしかな
答こたえなんてさ
見みつからないまま
飛とべない鳥とりの様ように
変かわりゆく時代じだい
不釣ふつり合あいでも構かまわない
きっと見上みあげた
空そらは青あおく
ほらごらんよ 僕ぼくらなんて
ちっぽけなもんさ
君きみからもらった
優やさしさの言葉ことばを持もって
また歩あるき出だす
飛とべない鳥とりの様ように