初はじめて涙なみだを見みた日ひは 何なにも
出来できずに ただただ
手てを握にぎりました

泣なき疲つかれて 眠ねむりかけた頃ころ
僕ぼくの方ほうを見みて“ごめんね”と
つぶやいて少すこし笑わらいました

そんなあなたでした

さよならさえ上手じょうずに
伝つたえられなかったのは
また会あえるような気きが
したから それとも…

初はじめて叱しかられたあの日ひは
何なにも言いえずに ただただ
うつむきました

あなたはひとり背せを向むけ
部屋へやを 出でて行いきました
そして心こころに同おなじ傷きずを作つくりました

そんなふたりでした

今日きょうもどこかで出会であい
解わかり合あえた者達ものたち
別わかれゆく物語ものがたり
繰くり返かえされます

さよならさえ上手じょうずに
伝つたえられなかったのは
また会あえるような気きが
したから それとも…

今日きょうもどこかで出会であい
解わかり合あえた者達ものたち
別わかれゆく物語ものがたり
繰くり返かえされます