夕映ゆうばえのざわめきに
背中向せなかむける君きみに
かけられる言葉ことばなんて
何なにもなかった
優やさしい事云こといえないのなら
黙だまれよと風かぜは吹ふいて
真実しんじつをぶつけ合あうのが
一体何いったいなんになるだろう
もう僕ぼくらは旅立たびだてる
キレイな淋さびしさの
ひとつを抱だいて
君きみは君きみだけに
笑わらえればいい
今いまはそっと手てを振ふろう

"気きにせずに
行いけばいい・・・"
誰だれも囁ささやくから
華はなやかな交差点こうさてんに
僕ぼくは迷まようよ
ボロボロで持もって歩あるいた
想おもい出では写真しゃしんのよう
都合つごういい場面ばめんばかりが
心弱こころよわらせてゆく
明日あしたを願ねがう胸むねに
大事だいじにし過すぎてた
儚はかない日々ひびが
無駄むだにならないと
信しんじてるから
どこに辿たどり着ついてもいい

声こえにならない声こえを
理由わけもなく零こぼれる
強つよい涙なみだを
一人ひとりのせいに
しなくてもいいよ
いつか巡めぐり逢あうから
そう ここから旅立たびだつんだ
キレイな淋さびしさの
ひとつを抱だいて
僕ぼくは僕ぼくだけに
笑わらえればいい
今いまは君きみに手てを振ふろう