セピア色いろの 二人ふたりの写真しゃしん
いつも なぜか
悲かなしく揺ゆれてる
強つよく 強つよく
抱だきしめあった
今いまも 今いまも
震ふるえているよ…

側そばにいるとき
何なにを感かんじていたの
離はなれずに そっと
支ささえてくれてた
そんな事ことにも
解わからずに過すごしてた
あなたの側そばに
いられなくて
確たしかめたくて
握にぎる受話器じゅわきに
溢あふれ落おちる 涙なみだの跡あとに
初はじめて気付きづくよ
本当ほんとうの私わたしの気持きもち
セピア色いろの
二人ふたりだけの恋こいは
いつも 何処どこか
悲かなしく揺ゆれる
甘あまい 甘あまい 二人ふたりの夜よるに
長ながく 長ながく 閉とざしてく

何なにを言いっても
言いい訳わけしか言いえない
過すぎた言葉ことばに
悔くやんでいるのね
たった一ひとつの
願ねがいごとでさえも
あなたには きっと
届とどかなくて
寂さみしさだけが
募つのる部屋へやに
残のこされたのは 写真しゃしんだけ
初はじめて気付きづくよ
あなたへの 私わたしの気持きもち
セピア色いろに
咲さき乱みだれる花はなは
いつも そっと
悲かなしく枯かれる
脆もろく 脆もろく 崩くずれ落おちる
君きみを 君きみを 閉とじ込こめて
遠とおく 遠とおく 離はなれ
離はなれてても 今いまは
側そばに 側そばに いつも
いつも居いるよ ずっと

セピア色いろの 二人ふたりの写真しゃしん
いつも なぜか
悲かなしく揺ゆれてる
強つよく 強つよく
抱だきしめあった
今いまも 今いまも 震ふるえる体からだ…
セピア色いろの
二人ふたりだけの恋こいは
いつも 何処どこか
悲かなしく揺ゆれる
甘あまい 甘あまい 二人ふたりの夜よるに
長ながく 長ながく 閉とざしてく