どんなに
遠とおくに離はなれても…
どんなにかくれても…
どんなに小ちいさく
静しずかでも…
キミを見みつけだすよ…
キミに会あいに行ゆくよ

オレンジ夕日帰ゆうひかえってく
歌うたいながら
電信柱でんしんばしらのかげ踏ふんで
帰かえるふりをしていた
とくいの道草みちくさして
もぅ一遊ひとあそびして
公園貸こうえんかし切きり
『かくれんぼ』
帰かえらない ５時ごじまでは…
鬼決おにきめジャンケン!
のびてく影かげ
赤あかい鬼おにになって
つぶった目め
背中せなかじゅうから
消きえてく声こえ
「もういいヨ!」
一番近いちばんちかくにいるキミに…
一番いちばんかくしてた…
一番早いちばんはやく見みつけたくて…
広ひろいこの空そらの下した
ちっちゃいムネの中なかで
神様かみさまだけは知しってた
テレくさかった
何なにより誰だれよりかくしてた
キミを好すきな気持きもち…
すべり台だいの下したの方ほう
影かげが一ひとつ
バレバレなのに
見みえないふり
この気持きもち恋心こいごころ
昔むかしはあんなに爪つめかんだり
指ゆびをならしてたり
今いまはもうキミの癖くせさえ
過去形かこけいでも…「大好だいすき!」
どんなに
遠とおくに離はなれても…
どんなにかくれても…
どんなに
小ちいさく静しずかでも…
「かくれてる?」
「かくしてる!」
初恋はつこいの『かくれんぼ』

一番近いちばんちかくにいるキミに…
一番いちばんかくしてた…
一番早いちばんはやく見みつけたくて…
遠とおい・おさない・想おもい
どんなに
遠とおくに離はなれても…
どんなにかくれても…
どんなに
小ちいさく静しずかでも…
ずっと終おわらないから
ずっと忘わすれないから
初恋はつこいの『かくれんぼ』