夕立ゆうだちが止やんでも
一人傘ひとりかさをさしてた
人混ひとごみで ぼんやり
あなたを想おもっていた
この体からだのどこに
こんな愛いとしさがあったの?
傷きずついた あの腕うでを
やわらかく
包つつんであげたい
星降ほしふる夜よるほど
泣なきたくなるから
どうか声こえだけでも
聞きかせて
果はてしなく続つづく
絶望ぜつぼうの海うみに
壊こわれた昨日きのうが揺ゆれてる

思おもい出でも親友しんゆうも
大好だいすきなうたも
せつなさや 痛いたさを
誤魔化ごまかしてはくれない
どうせ届とどかないなら
いっそこの心こころも
こなごなに たたき割わって
何なにも感かんじなくしてよ
愛あいだけじゃ たいした
武器ぶきにならないけど
お願ねがい そばに居いさせて
想おもいの全部ぜんぶで
抱だきしめてるから
せめてあたたかい
夢ゆめを見みて

翼つばさがなくても
奇跡きせきが起おこらなくても
あなたは
一人ひとりじゃないから
確たしかめられなくても
しがみつけなくても
私わたしは 一人ひとりじゃないから
果はてしなく続つづく
絶望ぜつぼうの海うみに
静しずかに朝日あさひが昇のぼる