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ただひとつだけのキヲク むねおくにある
色褪いろあせた紙切かみきれには笑顔えがおのこった

"出逢であわなければよかったね"と冗談じょうだんでもどうしてえただろう
きみのそのやさしさに気付きづきもしないでなにてたのだろう

けば いつもそこにきみてくれるようながした
薄紅うすべにゆきって今日きょうわらぬかぜ
まだ上手じょうずわらえなくて

れるのもわすれてたしかめあうように
あんなにもあいしたことほこりにおもった

ためらいもなくきだなんてえてしまうきみ嫉妬しっとしていた
きみきだとおも気持きもちに理由りゆうなどなにらなかった

ふたりなら永遠えいえんさえかなうものだとしんじていたね
めた そのぬくもりいまもこののこってる
おもには出来できなかった

つたえたいコトがあった それはおかしいほど 簡単かんたん
うしなって やっと気付きづくそれはかけがえのないもの
けば いつもそこにきみてくれるようながした
薄紅うすべにゆきって今日きょうわらぬかぜ
キヲクのなか さがしていた