夜よるよ明あけないで そばにいて
迷まよえる心こころを眠ねむらせて もう少すこし あともう少すこしだけ
繋つないでる指先ゆびさきで 語かたりあって
ふたりして 名なも知しらぬ 星座せいざを見みてる

最後さいごのフライトまで 見送みおくったなら
せつない帰かえり道みちを 塞ふさいでしまおう

夜よるよ明あけないで そばにいて
黙だまって僕ぼくらだけ包つつんでよ
なにもかも強つよく抱だけるまで
迷まよえる心こころを眠ねむらせて もう少すこし あともう少すこしだけ

これ以上進いじょうすすめない 断崖だんがいに立たって
ふたりして 埒らちもあかぬ 愛あいをかわす

とどまれない時ときに まみれながら
いつしか君きみは僕ぼくを 忘わすれるだろう

夜よるよ明あけないで そばにいて
黙だまって僕ぼくらだけ包つつんでよ
今いまを切きり取とって 閉とじこめよう
麗うるわしい想おもいだけそのままに もう少すこし あともう少すこしだけ

いつまで続つづくの この高揚感こうようかん
朝日あさひに追おわれるような 焦燥感しょうそうかん
誰だれかを傷付きずつけ満みたす自我じが
いつでも明日あしたの僕ぼくらは飢餓きが
咲さくことは歓喜かんき 散ちることは耽美たんび
すべては一ひとつに重かさなり合あって
道みちを見みいだすこの夜明よあけ前まえ

夜よるよ明あけないで そばにいて
黙だまって僕ぼくらだけ包つつんでよ
なにもかも強つよく抱だけるまで
迷まよえる心こころを眠ねむらせて
明日あすも君きみを愛あいしていられるように
道みちなき道みちを行いく 勇気ゆうきをくれ もう少すこし あともう少すこしだけ