みんなとも最後さいごの夜よる
長ながくて短みじかかったような
家いえに帰かえったあと
いろんなことを
思おもい出だしてた
また 少すこし
じんわりきて
キミの顔かお
まぶたに浮うかんで
また 涙なみだあふれてきた
ほんとはね
キミに伝つたえたい
ことが あったけど
言葉ことばに出来できなくて…
さよなら

巡めぐりゆく季節ときの中なか
新あたらしい生活せいかつにも慣なれて
そんな頃ころ 道端みちばたで
偶然ぐうぜんキミに出会であった
わたしより
先さきに笑わらったキミ
変かわらない その笑顔えがおが
妙みょうに切せつなくて嬉うれしかった
ほんとはね
ずっと好すきだったよ
だけど ただ遠とおくから
見みているだけで さよなら

少すこし背せが伸のびたかな
ずっと
会あってなかったから
少すこし大人おとなびて見みえた
わたしも そう
見みえてるのかな

それからね わたしから
「じゃあね」って 歩あるき出だす
ほんとはね
ずっと好すきだったよ
けど もうキミは
他ほかの誰だれかを…
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