人ひとは誰だれも胸むねの中なかに 線路せんろ 敷しきつめて
出逢であいと別わかれの 旅たびをくりかえす
引ひき返かえせる駅えきがあれば 辛つらくないけれど
一度いちどの人生じんせい 二度にどと戻もどれない

涙なみだという 重おもい荷物にもつは
沈しずめて行ゆこうか あの海うみへ
時ときは流ながれて 赤あかい夕陽ゆうひが
心こころに染しみる ふりむけば秋あき

めぐり逢あいの時刻表じこくひょうが もしもあるのなら
急いそがず遅おくれず 愛あいし合あえたけど
悲かなしすぎる おもいでなら そっと眠ねむらせて
足音あしおと 立たてずに 背中せなか 向むけていく

生いきることに つまづくときも
明日あしたが迎むかえに きてるから
時ときは流ながれて 風かぜにコスモス
優やさしくゆれる ふりむけば秋あき

涙なみだという 重おもい荷物にもつは
沈しずめて行ゆこうか あの海うみへ
時ときは流ながれて 赤あかい夕陽ゆうひが
心こころに染しみる ふりむけば秋あき