文字サイズ
よみがな
朝靄あさもや信号待しんごうまちがながあるれているはずの 交差点こうさてんつと
かえられてくまち隙間すきまはさみこまれてるおもいた

大事だいじなモノはかかえきれず こぼしてもこわしても かずあるいてきてる

つめたいかぜかれて ボクのかた手探てさぐりで
あのころ自分じぶんもどりたがるみたいに すこふるえた
わかりもせずに 「つよさをて」 とかちかってみるけど
やさしい気持きもちに また にぶくなってしまってるだけ

てられない不安ふあんも あのゆめ背中合せなかあわせにあるなら かがやくはずなのに

オトナのルールをなんとなく まといはじなにもかも なんとなく くすんでいってる

もうすぐあめるなら もとのボクにかさねられてきた
いろんな余計よけいなモノが ながされてしまえばいい
ガラじゃないのに 「やさしくあれ」 とかかせるけど
づけば いままでより もろくなってしまってるだけ

そぎって はぎとして そのあといまボクにのこるのは?

もうすぐあめるなら もとのボクにかさねられてきた
いろんな余計よけいなモノが ながされてしまえばいい
かぜかれて ボクのかげあわとおびてく
明日あした自分じぶんのことを たしかめたがるみたいに

わっちゃいけないモノをまもれるようにわれたら