提灯ちょうちんの紅べにあかり
浮うきたつ桜さくらに 誰だれを待まつ
ちらちらと散ちるでなく
花冷はなびえしたまま
咲さくでなく
夜桜迷よざくらまい子ご 闇やみん中なか
大勢おおぜいいたって 賑にぎやかし
夜桜迷よざくらまい子ご
逢あいたいよ あんた
花はなの盛さかりの その最中さなか
有無うむをいわさず
抱だきしめて

見上みあげれば なみだ目めで
淋さみしく傘かささす おぼろ月づき
くらくらと酔ようほどに
明日あしたもなおさら
行ゆき暮くれる
夜桜迷よざくらまい子ご 愚痴ぐちっぽく
いまさら未練みれんの 賑にぎやかし
夜桜迷よざくらまい子ご
もう一度いちど あんた
夢ゆめのつづきがあるのなら
桜散さくらちるまに 話はなしてよ
夜桜迷よざくらまい子ご
逢あいたいよ あんた
花はなの盛さかりの その最中さなか
有無うむをいわさず
抱だきしめて