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よみがな
むかしによくった
夏祭なつまつりをおぼえてる
はぐれてしまわぬように
しっかりにぎっていた

なにもかもがかがやいて
こわいものなんてなくて
うつくしいゆめだけを
っていた あのころ

とおけたかぜがなんだかやさしすぎて
こらえきれずなみだほほつたっている

なつかしくおもえるのは
とおぎてしまったから
どんなにかなしくても
いつかはわらってはなせる

大人おとなになる その途中とちゅう
うしなったものもあった
だけどいま かけがえの
ないひとが ほらいる

とおけたかぜがなんだかやさしかった
明日あした今頃いまごろもあなたをあいしている

大切たいせつにしてね
やむことないように
ときは かけがえのないものだから

わすれないでね
どんなにいのってみても
いまは もう二度にどかえらないから