僕ぼくはここにいる 空そらと道みちの間あいだで 向むかい風かぜ
そして 前まえを向むいてる もう二度にどと哀かなしみが降ふらないようにと

あの壁かべを越こえて ここまで来きたんだ

逃にげ出だしたくなることは何度なんどもある
だけど ここにいるなら たいしてビビってない

書かき殴なぐりの詩うた "始はじめからやればいいさ"
上手うまく書かけなくて 僕ぼくは笑わらってる

誰だれかそこにいる 哀かなしみの下した 途方とほうに暮くれてる
だけど 前まえを向むこうと あきらめず何なにかを捜さがす 代かわりに

失なくしたモノなんて たいしたもんじゃない

裏切うらぎられたことなんて何度なんどもある
だけど まだ信しんじてる おまえに逢あいたいよ

壁かべの落書らくがき "やるだけやっちまえ"と
上手うまく描かけなくて おまえは笑わらってた

失なくしたモノなんて たいしたもんじゃない

逃にげ出だしたくなることは何度なんどもある
だけど ここにいるなら たいしてビビってない

書かき殴なぐりの詩うた "始はじめからやればいいさ"
あの日ひと同おなじ

裏切うらぎられたことなんて何度なんどもある
今いまでも信しんじてる おまえに逢あいたいよ

今いまはもう無ない あの壁かべの落書らくがき
消きえてゆく そう あたりまえに

そして またここに 僕ぼくはいる