思おもい出だす面影おもかげは ぼやけた色いろで描えがかれて
時計とけいの針はりが動うごく度たびに色褪いろあせていく
失なくした無邪気むじゃきな顔かお 増ふえる知識ちしきと引ひき替かえに
新あたらしい絵えの具ぐで上うえから塗ぬり潰つぶす
何度なんども重かさねた 「赤あか」 は欲望よくぼうでふくらむハズだけど

一人ひとりじゃないから ここまで歩あるけた
傷きずあとなめることもあるけど
一人ひとりじゃないから 一人ひとりじゃないから
色褪いろあせた 「君きみ」 はいない

過去かこに砂すなをかけながら 今いまこうして僕ぼくはココにいる
何度なんども重かさねた 「赤あか」 は欲望よくぼうでふくらむハズだけど だけど

一人ひとりじゃないから ここまで歩あるけた
滑すべりやすい坂道さかみちの上うえを
一人ひとりじゃないから 一人ひとりじゃないから
色褪いろあせた 「君きみ」 はいない
一人ひとりじゃないから ここまで歩あるけた
いいも悪わるいも これからも
一人ひとりじゃないから 一人ひとりじゃないから
色褪いろあせた 「君きみ」 はいない

何度なんどつまずいても 色褪いろあせないよ