夢見ゆめみせてくれた あなたは今いまも ここにいて
夜よるは何なにも恐おそれずその腕うでに抱だかれ眠ねむる日々ひび

悩なやみさえ 不安ふあんさえないから
何なにもかもが満みたされている私わたしがいる
私わたしがいるんだけど・・・

もっと もっと 愛あいしてくれなくていい
きっと きっと あなたにはわからない
ずっと ずっと そんな想おもい秘ひめたまま
続つづいてゆく毎日まいにち

そっと湿しめった風かぜが笑わらう この部屋へやの窓まどから
二人ふたり 見みてきたものは 確たしかに同おなじ世界せかいだった

変かわりゆく 街並まちなみの中なかで
変かわらないあなたの想おもいを受うけ止とめている
変かわれない私わたしを・・・

もっと もっと 愛あいさなくていいこと
ずっと ずっと あなたにはわからない
きっと きっと 何なにも気きづかないように
続つづけてゆく毎日まいにち

もっと もっと あなたを愛あいせるなら
ずっと ずっと あなたを愛あいせるのに…

きっと きっと 愛あいすべき人ひとがいて
ずっと ずっと 愛あいせない人ひとがいて
そっと そっと 「幸しあわせ」と笑わらいながら
続つづいてゆく毎日まいにち