巨大きょだいな交差点こうさてんが
青信号あおしんごうとともに廻まわり始はじめた
僕ぼくは数時間前すうじかんまえに降おりた階段かいだんを一段ひとつ
飛とばして 蹴けり登のぼっていく

意味いみや答こたえなんてもんは
自おのずと出でるみたいだ
今いまは こだわれるほど強つよくもないが…
成果せいかを求もとめるだけじゃ
賢かしこいとは云いえないし
堂々どうどうと 僕ぼくは理想りそうを掲かかげるとしよう

誰だれかにもできることは
みんな承知しょうちの事実じじつで
生いきてるんだな
だから 誇ほこりをも抱いだけるんだよ
そうさでなきゃ僕ぼくも君きみのことも
愛あいせないから

夜よを徹てっしての攻防こうぼうも
次つぎに下くだす一手いってが決きめ手てになるだろう
僕ぼくはチェス盤ばんを前まえに
決断けつだんを迫せまられてるプレイヤー
それとも駒こまか

フラチな週刊誌しゅうかんしのポスターに
あらぬ想像そうぞうしては
哀愁あいしゅうに満みちた文庫本ぶんこぼんに耽ふけった
ともすれば矛盾むじゅんばかりだ
社会しゃかいも欲望よくぼうも僕ぼくも
ならば 最後さいごは
この手てに賭かけるとしよう

僕ぼくたちは歩あるいて行ゆく
幾いくつもの希望きぼうを膨ふくらませて
ぽつり ありふれた環境かんきょうに
愚痴ぐちをこぼしては
僕ぼくだけに与あたえられた
最高さいこうの舞台ステージへ

誰だれかにも できることは
みんな承知しょうちの事実じじつで
生いきてるんだな
だから 誇ほこりをも抱いだけるんだよ
そうさ でなきゃ僕ぼくも君きみのことも
愛あいせないから

雨上あめあがり 虹にじを見上みあげ
僕ぼくたちは羽はばたける未来みらいを想おもう
けれど ぬかるんだその足下あしもとが
今日きょうを支ささえてるから
僕ぼくは踏ふみ出だせる
最高さいこうの舞台ステージへ